PMS 漢方薬

月経前症候群に効果的な漢方薬

PMS 漢方薬

月経1週間前になると、朝起きるのが辛くなり、
体の不調や精神の不安定さが目立つようになります。

 

この体や精神の不調は個人差もあり、
人によって症状の出方が様々です。

 

どんな状態にも万能に効く薬があると嬉しいですよね。
病院では低用量ピルなどを処方してもらえますが、
ピルが使用できない方もいらっしゃいますし、
できるだけ向精神薬などを使いたくないと
思う方も多いです。

 

そんな時に効果が期待できるのが漢方薬です。
漢方は今の体の状態や体格などに重点を置き、
自然治癒力を高めることによって、
体をもとに戻すという考え方の薬です。

 

複数の症状を和らげる働きをもつので
PMSにはもってこいの薬だともいえます。

 

漢方とは、日本に古くから伝わる伝統医学です。
使われる薬は草木や動物由来のものや、
天然物である鉱物などの生薬を使ったものです。
それらを症状にあわせて組み合わせて使用する事が多いです。

 

 

漢方の考え方には
気、血、水(き、けつ、すい)からくるものという
考え方があり、症状として気は気逆、気滞、
血はお血、水は水毒という症状があります。

 

 

子宮内膜や骨盤内の血の巡りが悪くなり、
滞った状態のお血、黄体期をすぎれば、
体は水分を溜め込むため、むくみの症状である
水毒がおきます。

 

さらにそれによる気の逆流がおこるため、ホルモンの
バランスが崩れ、イライラやうつ症状につながっていきます。

 

月経前症候群はこの3つの体のバランスが
すべて崩れた状態であると言われています。

 

特に月経の血が黒っぽい、かたまりが多い、
生理痛があるかたはお血タイプと言われています。

 

 

そんなPMSの症状に効果的な漢方薬はいくつかあります。

 

 

 

お血に効果的な漢方薬

 

桃核承気湯(とうがくじょうきとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

 

月経不順や月経痛、血の巡りをよくしてのぼせやめまい、肩こりにも
効果的です。

 

 

水毒に効果的な漢方薬

 

五苓散料(ごれいさんりょう)
防己黄耆湯(ぼういおうきとう)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

 

利尿作用があり、むくみに効果的です。冷え性や腹痛を伴う症状にも
効果が期待されます。

 

 

気逆、気滞に効果的な漢方薬

 

加味逍遙散(かみしょうようさん)
女神散(にょにんさん)
抑肝散(よくかんさん)
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

 

イライラや不安感、落ち込みに効果的で、
不眠症にも使われます。

 

 

漢方薬は今はドラッグストアで購入できます。
病院でも処方してもらえますので、
どちらの場合も相談の上購入しましょう。

 

 

飲み方は基本的にお腹が空っぽの食間に飲みます。
また、期間としては即効性はないため、
最低でも1ヶ月以上飲むようにしましょう。

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